脳科学と心理学の観点から見る、FX常勝トレードの築き方

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こんにちは、津田です。

 

先日はトレンドとレンジの見分け方についてテクニック的な部分をご紹介しました。

トレンド相場とレンジ相場のシンプルな見極め方

 

そこで示した結論は、

レンジであろうがトレンドであろうがトレーダーにできる唯一のことは

 

常に次の局面を想定して、その後どのような局面に変化しても

全てが想定内だといえる準備をしておくことである、と紹介しました。

 

この話しは相場から利益を上げる観点から言えば非常に重要な内容になります。

 

自分もこの思考法がしっかり腑に落とせるようになってから相場では負けなくなり

また、コンスタントに利益を積み上げられるようになりました。

 

今回は、この内容を脳科学と心理学の面からもう少しだけ補足したいと思います。

 

 

投資心理学に精通するバン・K・タープ博士は

トレーダーが感じるストレスには2種類ある、と説明しています。

 

ひとつは「心配事」

もうひとつは「生物学上の勝負回避行動」。

 

人間の脳はそもそも処理能力が限られている有限のコンピューターであり

その中で効果的な行動を選択するためには

処理能力を下げないようにできる限りストレスを最小にする工夫が必要だ

と指摘しています。

 

つまり、ストレスの原因となる「心配事」や「勝負回避行動」を

なるべく0に近づけることで生産的な活動に集中したいわけです。

 

 

さて、いまここにあるトレーダーがいて、

そのトレーダーがある地点でポジションを持ったと仮定します。

そのトレーダーは「この先どのように価格が推移するのか」という点を

優先事項として検討しているとします。

 

エントリー後に順調に利が乗っている場合なら

この先どこまで利を伸ばすべきだろうか・・・と考え、

反対方向の動きを見せて一時的に損となっているときなら

どこで損切りしたほうが良いのだろうか・・・と考え。

 

そのようなことに思考の大部分が集中しているとします。

 

 

しかし、ポジションを持った後にこれらについて考えることは

タープ博士の言葉を借りるのであれば

全てが非生産的な行動であるということができます。

 

ポジションを持った後に相場が上がろうが下がろうが、

それらは全て「心配事」であり、

自分自身にストレスを与えるだけで、何の意味も持たない行動だ、ということです。

 

自分がいくら考えたところでどうしようもすることができないのなら

そもそもそれについて考えるだけ無駄ですよ、という意味ですね。

 

ではどうやってその「心配事」を回避すれば良いのかというと、

エントリー後の全てのシナリオまでもエントリー前に事前に想定しておくことが

唯一の生産的な選択と言えます。

 

つまり、エントリーしたあとに、

どこまで利を伸ばそうか、どこで損切りをしようか、と考えるのではなく

それらはすべてエントリー前に決めておけということなのです。

 

結局、エントリー後にそのような「心配事」を考えると

トレーダーはどうなるかと言えば

 

利益が乗っている場合には、

自分が早く落ち着きたいがために小さい利益でもなるべく早く利益を確定させる傾向になり

損が出ている場合には、

自分が傷つきたくないがためになるべく損失を抑えようと損切りが遅くなる傾向になるという

 

まさに「利小損大」で、プロスペクト理論そのままの行動となってしまうわけです。

 

どれだけ「客観的に」相場を分析して絶好の場面でエントリーしていたとしても、

エントリー後にシナリオをあれこれと考えていると

いつのまにか、自分が○○したいから、あるいは、自分が○○したくないから

という「主観」に切り替わって相場を見てしまっているわけです。

 

相場は、いちトレーダーがどうこうしようと思ってもどうなるものでもありませんよね。

 

まとめますと、エントリー後の状況を先に考えずエントリーする場合、

心理学的に言えば、負けるべくして負けてしまう状況を自らが作っている、と言えます。

 

この話しのキーワードは、

「ストレスからの回避」と「人間の本能的行動」です。

 

人間は計画を立てない中で行動を起こせば、人間自身が恒常性を維持する点から

常にストレスを回避する行動しか取れないようになっている

というわけです。

 

これは、人間が人間として機能している上で、ごく自然なことなのです。

 

タープ博士はこういっています。

 

決定を下すのにより多くの労力を注いでも

より多くお金を儲けられるわけではありません。

儲けにつながるどころか、

ただ余計なエネルギーを使ってしまうというバカバカしい行動です。

 

 

さて、ビジネスでよく読まれる7つの習慣の著者である

スティーブン・R・コヴィー博士が提示する内容は、

トレードについての話ではないですが、抽象化すればまったく同じことを示しています。

 

第1の習慣では、

自分がコントロールできないことでなく

自分がコントロールできる、影響を及ぼすことができる事柄に集中する

ことを挙げていますが、

 

トレーダーに当てはめて言えば、

トレーダーが自分でコントロールできるのはエントリー前の準備だけであるのに対し

トレーダーが相場そのものをコントロールできない以上、

エントリーした後に決済や利確のことを考えても全く無意味であるということは

タープ博士の意と全く同じです。

 

コヴィー博士も、

自分が何に影響を与えることができるのか、

「影響の輪」と「関心の輪」を各自がそれぞれ明確に認識し、

また、それに基づいて「影響の輪」に集中するための行動をとることが重要である

と述べています。

 

自分がどうすることもできない「関心の輪」については

いくら考えたところで意味がありません。

 

それは「考えている」のではなく、ただ「悩んでいる」に過ぎません。

 

「考える」ことは有意義なことですが、

「悩む」ことは自分がどれだけそこに時間を投資しても

何も結果が得られないことを考えれば極めて非生産的な活動であり、

自分が「悩む」ことにほとんど意味はありません。

 

 

以上、タープ博士とコヴィー博士が提言する内容を考えれば

トレーダーが取るべき行動はもう明確なはずです。

 

 

あなたは、

エントリー前にじゅうぶんに優位性のある相場だけを選んで

エントリー後の状況変化も全て織り込み済みとした上でトレードをしますか?

 

それとも、

勝つのか負けるのかよくわからない中途半端な場面でエントリーして

その後、どっちつかずの価格変化をただモジモジしながらチャートを見て

ああでもないこうでもないと「悩み」ながらトレードしますか?

 

 

今回のお話しが日常のトレードの参考になれば幸いです。

 

 

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管理人;津田 俊之(すっぴんトレーダー)

投資ビジネスを通じて、価値が生まれる原理原則を見つめています。

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FXは月利20~50%を継続中。
目標は「月利100%の達成と維持」です。

トレードスタイルは「価格が動くほうへついていく」だけ。
エントリー手法は、ありません。

チャート表示は「ローソク足+サポレジライン(+ときどきMACD)」のみ。
すっぴんチャートでトレードしてます。
複雑なインジケーターを使わなくても、すっぴんチャートだけでじゅうぶん勝てます。

現在は、FXで一緒に成長できる仲間を見つけながら、リアルトレードの結果検証と過去チャートの検証を繰り返してさらなるレベルアップを目指してます。

人生を歩む上で、また、ビジネスを行う上で大事なことを教えてくれる相場には、日々感謝してます。
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